保全管理について
ここでは、保全管理の重要性について、少しご説明をさせて頂きます。
1、保全管理とは?
機器類の性能を維持して正常に稼働させるための作業です。設備機器の使用・運転・点検・整備・修理・改良などが保守管理業務と言われています。保全の良否が環境や設備の寿命に大きく影響します。
2、保全の分類
①改良保全
故障の原因を調査・解析して、故障を未然に防ぐように設備改良をしたり、是正処置を測る事です。
②予知保全
故障の原因を調査・解析して、故障を未然に防ぐように設備改良をしたり、是正処置を測る事です。
③保全予防
設備の計画時に予防保全を加味して設計段階から組み入れておく事です。
3、耐用年数とは?
使用に耐える年数を言います。耐用年数は法令(減価償却規則)に規定されています。減価償却のもととなり、法廷耐用年数と言います。
設備機器類の耐用年数は、JIS規格で「修理系の故障率が著しく増大し、経済的に引き合わなくなるまでの期間」とされています。建築物における設備機器の法廷耐用年数は、蓄電池や拡声装置などの7年を除いて、 一般には15年とされています。