主なトラブルと対処方法
ここでは給水管の主なトラブルの発生とその対処方法を紹介します
1、錆のトラブル
腐食しない(錆が発生しない)材質の水道用硬質塩化ビニールライニング鋼管が多く用いられました、その管継手類の防錆対応は平成5年頃からであり、管継手部のねじ込み接続部では金属が 剝き出しのため、錆が生じています。
トラブル例と対処方法
トラブル例 | 対処方法 |
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シャワーの勢いがなくなった | シャワーヘッドを清掃する |
混合水栓の水の出が悪くなった | 水栓のストレーナーを清掃する |
お湯の出が悪い | 給湯器のストレーナーを清掃する |
トイレロータンクの水の溜りが遅い | ロータンクのストレーナーを清掃する |
ドンと言うウォーターハムマーがする | 配水管支持を増やす。ウォーターハムマー防止器をつける |
洗濯物が赤く着色する 浴槽が赤く濁る 漏水事故が起こる |
配管の更生工事 配管の取替工事 |
金属腐食のトラブル
パイプ内に錆が発生します。錆が発生しますと、赤水・流量不足となり、水質の悪化になります。
上記のトラブルへの対処法/排水管の更生工事
配管・継手内部の錆コブをサンド研磨して除去し、管内にエボキシ樹脂のライニング層を形成させる工事です。
建築物等の保全技術審査証明の給水管更生技術については、(財)建築保全センターが建築技術審査照明事業を行っています。 現在約40社が取得していますが、書類審査とヒヤリングでの審査であり、業者間の施工技術の格差がかなりあるようです。そこで表面に見えない配管内の施工であり、 施工技術と技術員力を持つ施工者の選択が必要となります。